どうやって作る?既製品超えのオリジナルマラソンTシャツ #2
前回に引き続き、今回も唯一無二の唯一無二のマラソンユニフォームを作りたいお客様を
ご紹介しながら、既製品超えのオリジナルマラソンウェアの制作の流れをご紹介。
デザイナーが制作したのがこちら。
3パターンをご提示。
提示する前に、
「自然な風合いを出すのはかなり困難かもしれません」とも言われました。
自然な風合いは難しい
それも
かなり。。。
お客さんのこの疑問や不安はどこからくるのでしょうか。
¶ 天然繊維 と 藍
天然繊維の代表といえば、綿、麻、絹
天然繊維の最大のメリットは、なんといっても、お客様が言われる自然のもつ風合いが非常に
いいということ。
そして、その天然素材に染める藍というの藍って何?
藍は、蓼藍(たであい)と呼ばれる1年草。
藍染というのは、その藍の葉を染料にした奈良時代から日本で広く愛されている染めの方法。
葉を粉砕、染液を作ったり、乾燥させたり、浸したりと藍染は手間暇がかかる染め技法。
手間暇かかる技法ですが、明治時期に来日したイギリス人化学者ロバート・ウィリアム・アトキンソンが、
染めあがった青で作られた着物や町並みののれんのあまりにも美しさに「ジャパンブルー」と称賛。
それがきっかけで藍染=Japan Blueと世界に広まったと言われています。
藍は、植物
そしてその植物に相性がいいのはやはり天然繊維。
一方、絆工房が昇華転写で使用するのは、化学繊維であるポリエステル生地。
¶ 化学繊維 と 昇華転写インク
ここで、お客様からすると
『化学繊維のポリエステル生地で藍染めのような自然の風合いが出せるのか』
ポリエステルは熱に強い
ポリエステルは熱に強いという特徴がありますが、
この特徴を当社の特殊印刷技術、業界用語では、
昇華転写印刷(別名、デジタル染め)というのですが、この昇華転写印刷するとどうなるのか。
藍染では、藍という植物のこの時に使用するのが、
熱を加えて昇華させる染色インク
この染色インクで昇華転写プリントをすると・・・
繊維1本1本まで印刷されているのがわかりますね。
繊維を拡大した動画はこちら
これはどういうことかというと・・・
生地の通気性と速乾性が損なわれていないということ。