【ありがとんぼスタッフTシャツ】誰から買う?超個性企業とスタッフTシャツで世界を変える時代
兵庫県朝来市和田山に『ありがとんぼ』があります。
会社のスタッフTシャツを納品するついでにお店にお邪魔させていただきました。
経営者は、岡村康平さん。(中央)
自然農業、商品名、米作り、研修生の育成・・
「ありがとんぼ」の細部に至るまで独自の世界観を築いているのが岡村さん。
この岡村さんが、とんでもなく「オリジナル」な人。
一言でいうと
面白いにも程がある!
ーありがとんぼの企業名の由来は?
『ある日、とんぼが頭の上に飛んでいて、僕の帽子にとまったんよ。
なかなか離れらなかった。とんぼは勝ち虫っていうからね。前にしか進まない。そこで思いついた。』
ー最初から農業をされておられたんですか?
『大学卒業後は、ニートパラサイト農業してたよ。でもそれだけでは生活できないから家庭教師もしたりしてね。』
愛媛大学農学部卒業。
『農学部ってね、学内では、無能学部って比喩された学部。本当はね、もっと偏差値の高い大学を目指してたんだ。付き合ってた彼女と同じ大学に入学するためにね。でも共通一次のマークシートで1個ずつズレてたんだ。。』
マークシートあるあるのハプニング。
卒業後しばらくの間、兼業農家でやっていましたが
結婚して本格的に専業農家に転身。
肥料を使わず水だけで米や野菜を栽培する自然農法をスタートさせます。
水が命と言われる米作り。
『農業は林業と密接に関連性があるんだけど、今の山には針葉樹がない。
その結果、クマや鹿が里に降りてきて田んぼや畑を荒らしてしまう。
山が死ぬときれいな水も生まれない。実は、1キロの米をつくるのに2トンの水が必要。
田んぼと海も繋がっているしね。今は山のスキルアップが必要なんだけどね。』
1つの田んぼに、赤米、黒米、古代米など38種類のお米たちをバラバラに植えて育て
「イロイロ米」として販売。
『見てもらったらわかるように、色んな色の米が混ざっているでしょ。まさに僕たちも様々な人種がいるよね。同じだよ。
だから僕は
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世界平和の為に米づくりをしているんだよね!』
『イロイロ米はこの彼が、1粒1粒選別して袋に詰めているんだ。数が偏らないようにね!』
彼とは、研修生の一人である大槻光明さん、前職は寿司職人さんだったそう。
『これまで沢山の研修生を受け入れてきたんだけど、ものになるのは10人くらいだったかな。。』
と岡村さん。
大槻さんも、「岡村さんは、僕のメンターです。農業だけにとどまらないところまで
教えてくれます。人間性に惹かれてついていってます。」
そう答えると
それにしても、1粒1粒数を数えて袋に詰めているというのは
嘘が真か・・
今や誰から買うかの時代
「ありがとんぼ」様と当社の接点は、シルク担当の藤原のお子さんと
岡村さんとのお子さんが同じ野球部所属ということで
野球部つながり。
最初はスタッフTシャツではなく、小さなグッズを提供したところ
それを岡村さんがいたく喜ばれ、次に藤原がスタッフTシャツを提案。
希望は
小さくワンポイントにプリントしたい
そうなると
版をつくるほどの大きさでない!
ということでカッティングシートで
ありがとんぼオリジナルスタッフTシャツをお作りしました。
それにしても「ありがとんぼ」っていう会社名
なんとも素敵なネーミング。
自然に感謝、
出会いに感謝
全てに感謝する会社であること
さらに
前進するが後退しないトンボを戦国時代には
勝利を呼び込む「勝ち虫」として武将たちに好まれた縁起物の柄で
武具や刀装に用いて勝利を祈願しとして使われたそう
その歴史は古く、現存する日本最古の書物として知られる古事記によると、
ー雄略天皇が狩りをしており、休憩中にアブが天皇の腕を刺したところ、そこにトンボが飛んできて、さっとそのアブを捕まえていったーことから勝ち虫になったとのこと。
『ありがとんぼ』様もこれからも前進する会社。
来年も、歴史を刻んでいく会社です。
取材の終わりに、『ありがとう味噌』を購入。
『イロイロ米』もプレゼントにいただきました。
大槻さんが一粒一粒選んだであろう(?)イロイロ米はとても滋味。
『ありがとう味噌』も、ほどよく大豆のつぶつぶが残っているのも、
大豆の甘みを堪能できました。
『ありがとんぼ』の世界観は、経営者の岡村様の想いが余すところなくちりばめている会社。
想いがとにかくユニーク。おもわず引き込まれる話術もすごい。
どんどん『ありがとんぼ』の世界観が広がればと想います。
様々なプラットフォームで、『ありがとんぼ』の商品は販売されておられます。
「無理にPRしなくても、出したら売れるんだ。
そう、それはもーまるでネズミ講のようにね!」
手先が器用でこの作業台も手作り。
高さも作業する上でベストな高さがあるらしいですが、
紙面ではとてもとても言えません。
直接岡村さんにお聞きになって下さいませ。
確固たる信念をもって有機栽培に取り組まれている『ありがとんぼ』の岡村さん。
とんぼのように前進あるのみ!