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【先代から受け継いだのれんに新しい息吹を吹き込む2代目】No. 5 寿楽庵様

公開日:2022年01月24日 カテゴリー:ニューズレター, ブログ タグ:
絆工房と寿楽庵

お久しぶりです。
一年ちょっと前にお届けしたきりで、本当にご無沙汰でした。

思い返せば昨年四月からいろんな、あり得ない嬉しい出来事とか出会いがありました。

その中でも一番はサプリフレという健康ウェア-でした。

それらの事柄には後ほど触れるとして早速、今月の絆のカタチ「のれん」をお届けしていきます。

前回は城崎の三國屋旅館さんでしたが、今回は神鍋下の十戸の寿楽庵さんです。
ここは昔ながらのそば屋さんです。

そばと言えばこの辺では城下町でもある出石町が有名ですね。
しかし、ここの寿楽庵さんもなかなかそばにはこだわりがあります。
そもそも、なぜ今回寿楽庵さんを取り上げたというと、先代の息子の和臣くんが後を継いで、決して条件のいい場所ではないにもかかわらず、頑張っている姿を見て思い立ちました。

最近は神鍋スキー場の雪も少なくレジャーとしてのスキー人気も影を潜めあまり芳しくありません。

とにかく観光客の入山数は激減していると聞いています。にも関わらず事業に奮闘しておられる様子を見るにつけ、
そこに親父さんとの深い絆を感じました。
残された家族、お母様と和臣くんと若嫁さんが、未来に希望を持ち夢に向かって力を合わせ頑張っている姿です。

 

絆工房と寿楽庵

また、若奥様に待望のお子さんが授かり喜びもひとしおだとは思いますが、当然ながらまだ乳飲み子を抱えて何かと手が掛かると思います。
そう言った中での仕事の苦労は察するに余りあるものがあります。
そんな中、和臣くんは新商品を開発しました。

それは「十戸清水の板蕎麦」です。
地元、十戸の隠れた名産のわさびと早朝まだ暗いうちから起き、手で石臼を回しそば粉をひき、仕込むという、たいそう気合いの入った新メニューです。

私も食しましたが、ワサビが冷たく引き締まった麺とあいまって極上の香りと歯ごたえがたまりません。
聞くところによると十戸には清水が滾々とわき出ていてその清水で育まれたワサビは高級料亭御用達とか、また和臣くんは言います。
その清水を使いそばを締めてはじめて自分の目指すそばになるのだと。
そのこだわりが沢山の常連さんを引きつけて止まないのだと思います。

先代のやり方とはまた違うでしょうが、違ってこそ受け継いだのれんに絆の息吹が吹き込まれるのでしょうね!

これからも和臣くんならではの創意工夫にあふれた逸品を食べさせてくれることを期待しています。

以上
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