【思っていた色と違う!】印刷物によって生じる発色の原因とその対策を解説
絆工房は、オリジナルデザインを昇華プリント(昇華プリントって何?の記事)という特殊印刷技術を使って
印刷するプリント製造メーカー。
主に、スポーツユニフォーム、看板や幟といったものに印刷するデータを
グラフィックソフトの1つであるAiを使って製作したデジタルデータで出力、印刷しております。
1 発色の違いの原因
ところで皆さんは、スマホで写真を撮り、それをプリントした時
「あれ?スマホの画面見た時よりもちょっと色味が違うな・・」と思ったことはありませんか?
この原因は、プリントする紙や使用するインクによって違いが出てきます。
光沢紙を使用してプリントすると光の反射によって色が鮮やかに見えるのもその1つ。
紙という同質のものでもプリントすると発色の違いが出てきますから、
紙と生地といった性質の違うと発色も違うのは当然です。
下の写真をご覧下さい。
左がポスター 右が布。
カラーは、イラストレーターで作り、ポスターと布にそれぞれ
プリントしたものです。
イラストレーターでは何万色もある色から、
CMYKのデータ値で絶妙な色を選べるメリットがある優秀なグラフィックソフト。
『茶色』のを一口にいっても暗い色味から明るい色味の茶色を作り出すことができます。
①ダークブラウン
②ライトブラウン
では、なぜ同じイラストレータのCMYK データ数値発色の違いが出るの??
表面の凹凸感の差
インクの種類の違い
印刷方式の違い
などが考えられます。
ポスターの場合は、『紙の上』にインクを載せていきます。
一方、生地の場合は、当社の昇華プリントでは転写紙を使い、『生地の中の繊維』を高熱でインクを
昇華し転写していきます。
動画でその工程をご紹介
2 発色の違いを防ぐには
印刷するものが『紙』か『布』によって同じイラストレータのデータ数値を
利用しても発色に違いが出ますので発色の違いを防ぐために、
絆工房では、本番印刷する前に、
ご希望の方には、仮印刷したもの(縮小サイズ)をお送りさせていただきますので、
どうぞ、手にとってお確かめ下さい。
また、生地タイプのカラーチャートをご希望の方は、
1000円でお渡ししております。
同じ青でも様々な青がイラストレータのデジタルデータは作れます。
生地タイプのカラーチャートであなたの好みの『青』を実際に目で見て触って
見つけて見て下さい。
今回は、同じイラストレーターのカラーでも
紙と布では色合い、発色の違いが出ることをご紹介しました。
そしてそれを防ぐために、当社では仮データサンプル、カラーチャートで
対応させていただいております。
他に、カラーとプリントについてなにかございましたら
いつでもお気軽にお問い合わせ下さいませ。
最後に昇華プリントで印刷されたTシャツは、原液ハイターでも色落ちしない技術を動画で
ご紹介。イケメン侍スタッフの姿と共にお楽しみ下さい。