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【絆のカタチ】No. 1 ごあいさつ

公開日:2022年01月24日 カテゴリー:ニューズレター, ブログ タグ:

長かった冬もようやく遠くの山に去り、ネコヤナギの銀色のうぶ毛にも、谷をわたる風に心無しかきらめいて華やかさを感じます。

もうすぐ咲く桜の花の下を手を繋いで通る園児のその笑顔に柔らかな光が戯れ、はしゃぎ声が聞こえてきそうな季節がすぐそこまでやって来ています。

「遠くは霞み、野にはれんげ、たんぽぽ、空にはひばりがピーチクパーチクとやかましくさえずり、その陽気なこと————–」
私の大好きな落語の一節です。

さて、私どもマジックは昨年十月に、新社屋に引っ越しをいたしました。
ご存知の皆さんにはもう寄っていただいた方もあると思いますが、
まだお知らせが届いていないお客様に遅ればせながらご挨拶申し上げます。

私がオリジナルTシャツ屋を立上げてから早、二十三年も経ちました。
我が人生にとりましても、この決断は大きな節目になると思います。

私の最初の転機は三十歳のときでした。
創業した年です。

その年、勤めていた会社が倒産し、さらに肝炎に掛かってしまい入院を余儀なくすることになり、
親父からは独立なんてとんでもない、勉強も満足にできないおまえに、厳しい世間を相手にやっていける訳がない。
と見放されてしまいました・・・・私も自分自身に対してとても自慢出来る様な能力はないと思っていましたし、むしろ劣等感の方が強かった様に感じていました。
しかし、不思議なことになぜかこの仕事ならイケルという確信がありました。第六感てやつですかね?
今、思えば自分でも無謀だったかも知れないとおもいます。だって独立していきなり入院してしまったのですから・・・・・
まさに人生最悪どん底状況の時期でしたから。

しかし、反対を押し切って船出をしてしまったものですからもう後へは戻れません。
当時すでに幼い子供も二人いました。
それでも妻はこんな私の後押しをしてくれました。
近くの農協のスーパーのレジ打ちのバイトに出てくれました。
私も一人で営業廻りとオリジナルTシャツの製作しながらなんとか喰い繋いでいました。

ほとんど先は見えません。
しかし弱音を吐いても何一つ解決しません。
一生懸命取り組むしかないのです。

そんな中なんとかしなくてはという思いだけはあり、
とりあえず本屋さんに駆け込んで経営書らしきモノを買いあさっておりました。
その中には何十万もするナポレオンヒルの成功哲学とやらも購入しました。
金額は恥ずかしくて言えません。はっきり言って高かったです。

それまで勉強なんて大の苦手でした。
活字を見ていると眠たくなってしまいます。今もでもそうです。
しかしそんなことは言っておられません。考えつく事を片っ端からやってきました。
そんなあるとき「宝地図」に出会いました。
そして「宝地図」作り方セミナーという何ともいかがわしいモノに参加しました。
それはカレンダーの裏の白紙を使い、自分の写真を真ん中に貼り、自分の名前を入れ「泰蔵の宝地図」と書くのです。そしてその中に思いつくまま欲しいものモノの写真を貼ったり文字で書き込みました。
これが意外にも効果を発揮しました。
事実その宝地図に貼ったものが大方手に入りました。
何の根拠も無しに貼ってみたのに今思えば驚きです。

人は言葉よりイメージの方が格段に影響を受けるのだと言うことを実感した事例です。
皆さんもぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
もしご興味が湧きましたら声をかけて下さい。
アドバイスさせていただきます。もちろんただです!

独立してそれから十年経った頃、やっと観音寺の山奥から豊岡の塩津町という所にお店だけですが構えることが出来ました。

それまで看板をあげてもイノシシやタヌキしか見てくれない山奥でしたからとても嬉しかったことは言うに及びません。

それからも少しづつではありますが順調に伸びて来ました。
しかし、それまで建て増しでしのいできた工場も使い勝手が悪く手狭となりどうしたものかと考えておりました。
そんなおり、三年前頃から月に一度の墓掃除をしておりました折、
ちょうど村内の不動産業をされている国谷さんがなぜかその日通りかかられ、
浅倉という処に勧めたい土地があるので一緒に見に行かないか?と誘って頂きました。
それは正に望んでいた物件でした。
しかし、どう考えても手持ちのお金にそんなに余裕はありません。
しばらくは悩みましたが、やがて決心しました。
すべては神の御心のまま、私に与えられた課題だと——–と。
でも私は唯神論者ではありません。
幾ばくかの元手をもとに銀行に掛け合うことにしました。
そしてだめなら即、諦めようと決めて交渉に当たりました。

ところが、それほどいい決算内容ではないにもかかわらずOKという返事をいただきました。
今考えると先祖の意思が導いてくれたように思えてなりません。
不思議なごことです。

今も私にとっては能力以上のことをやっているという思いは変わりません。
私一人の力だけでは到底やっていくことなどできません。
ですから社員、お客様、ご縁あるみんなさんの力を借りながら一致団結して行かねばという思いでいっぱいです。
この大きな節目に当たり何から始めたら良いかと言う事ですが、原点に帰って考えると、
先ずは私を育ててくれた両親に感謝することから始めたい。
それが私の絆づくりの原点だと思いました。

今では頭から反対しておりました親父も心の中では応援してくれているようです。
そんな親父が体の不調を訴えて五年ぐらいになるでしょうか?
現在は病院に入り浸りです。
肺気腫から始まり心臓病、糖尿病と重い病に倒れ再起不能といった状態です。
酸素ボンベを離すことが出来ず、息をすること、起あがる事さえ困難な状態が続いております。
そんな親父の姿を見て改めて強く思いました。

いつか人は必ず死ぬんだ。
そして、その間際に「いい人生だったなぁー」って言って最後を迎えたいという思いを————-。

私の親父は早くに父を亡くしました。
兄弟の多い親父はそれほど恵まれた人生ではなかったように思います。
一部の兄弟との間でもめ事が絶えなかったようです。
他の兄弟は家を放り出して華やかな都会へ出て行ってしまいました。
が、やがてその者たちは仕事に失敗してしまい泣きついてきました。
そんな兄弟の尻拭いをさせられるなんて到底納得出来ない。
そんなことを言ってよく愚痴をこぼしながらも面倒を見てきました。
親父は不満を抱えながらも山林と農業で盛りたててきました。
そういった自負もあり、初めはなかなか私の仕事を受け入れてもらえませんした。
しかし、何年か経った頃、作業場を増築してくれたりと親父なりにいろいろ気を揉んでくれるようになりました。
戦中戦後の激動の時代を生き抜いてきたたくましい親父の姿は今はありません。
世の中が移り変わり必要とされなくなってしまった己に自信を喪失し、打ちひしがれている姿を見るのは本当に忍びないものです。
この世の無情を感じずにはいられません。
人はいつまでたっても誰かから必要とされていると思えることがいかに大事かということを知りました。

だからこそ今、私が出来る事は今まで陰ながら応援してくれた親父に心から感謝する事だと思います。
自分がこの世に存在するのも両親のお陰ですからこの節目の時期に改めて伝えたいです。

「ありがとう親父、おふくろ」—–と。
新たな旅立ち号にもかかわらず重たい内容になってしまいましたが、
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

最後に私どもの会社の経営理念をお伝えして皆様との絆が少しでも深まる事を祈念しながら閉じさせていただきたいと思います。

以上
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