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【絆のカタチ】No. 8高砂屋製菓様

公開日:2022年01月24日 カテゴリー:ニューズレター, ブログ タグ:
絆工房と高砂屋製菓

この取材は3月7日に行いました。

その4日後に東日本大震災という歴史に大きな出来事として残るような悲しい出来事が起きてしまいました。
16年前の阪神淡路震災と比べても被災規模が数段上です。
私たちはここから何を学ばなければならないのでしょうか?

今までの価値観が大きく変わっていくであろう事は想像できますが・・・
今回の震災に於いて不幸にも被災されました。ひょっとしてわれわれがそういう立場だったらどうしただろう?・・・
被災されました方々に心よりお見舞い申し上げると共に、深い学びを得る機会を与えて頂いたことに感謝を致したいと思います。

そんな中、3月末には今期の経営計画発表会を来賓の方々を迎え執り行う事が出来ました。
私ども20期を迎え新たなステージに踏み出して行こうと決意を新たにしているところです。

 

今号の訪問先はこだわりの栃餅を製造販売されている神鍋に上る途中の日高町十戸の高砂屋製菓様です。

高砂屋さんは創業八十年という業歴がありビックリしました。

二代目の現・藤原正行社長が先代から23才で受け継ぎ40年余り、
三代目の息子さんの正利くんが現在一緒に手伝い頑張っておられます。

現社長の正行さんも受け継いだときには料理菓子を作っており、当時結婚式には欠かせない必需品であったとのこと。

しかし、時代とともに結婚式もだんだんと様変わりをしてきて、ニーズが変わってしまい、現在の栃餅と言う商品を開発されたという。 なぜ栃餅かというと、一言では云えない物語があり、中でもこの栃の実を供給して頂いている生産農家さんとの出会いがあったから。
とお話頂きました。
いわゆるこの出会いも大切な絆として現在も繋がっているとのことです。

 

絆工房と高砂屋製菓

ではご主人から、栃餅に対する思いを語って頂きましたのでご紹介しましょう。

栃の実を餅と併せて作るのですが、その栃の質と量に於いて守り通しているこだわりの量があると云う。
栃を薄めて作ると沢山作る事は出来るが味が落ちて美味しくない。そういった栃餅はちまたに出ていることは知っている。

栃の実が一滴でも入っておれば栃餅と言うことが出来てしまうのですが、私の処ではそれは許されない。
お客様が許しても私が許さない。と・・・

それはお客様との約束だから・・・約束とは言っても藤原社長が独断で決めた約束ですが・・・

その目に見えない信頼を大事に育てて行くことがお客さんとの絆づくりだ。と藤原社長は言い切りました。
また、店を大きくするより本物の味を守り通すのが自分の使命だと、明快でありながら愚直なまでの志がそこには感じ取ることが出来、これから先も高砂屋・栃餅ファンとして居させて欲しいと思いました。

また、息子の正利くんにも親譲りのフロンティア魂の片鱗が見て取れます。

それはお店の前の国道をはさんで向かい側に『石窯pizzaOISHI~NO』ピザの店を2年前にオープンしました。
親父さんにも似た所があり味にはこだわりが在るとのこと。
商工会の仲間との出会いも大きなきっかけとなったという。
今では、そんな絆で繋がった仲間も積極的に店作りに関わってくれている。

お忙しい中快くご対応頂きありがとうございました。
ありがとうございました!
益々のご繁栄を祈念しております。

以上
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