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【ここをコミュニケーションの場にしてほしい】 No.25ログリゾートかんなべオーナー 今村則子様 

絆工房とログリゾートかんなべ

神鍋高原中部に位置するブランコのある「ログリゾートかんなべ」
ログハウスの周りに咲いた花々がさわやかな秋風に揺れています。

オーナーの今村様と絆工房との出会いは約3年前に遡ります。
元絆スタッフであった藤原さんにひまわりのタペストリーの製作を依頼したのがきっかけ。
その後、豊岡市商工会が主催する経営者対象のおひねり経営勉強会「本当に楽しんで儲けることができる方法がある ワクワク系マーケティングから学ぶ」(講師は笠原支部長)という広告に目が留まり「楽して儲けられるなんて!」と即参加。
結果、「もう〜楽などころか苦しいやん!(笑)」。
とてもお話しが上手なので、ペンションオーナーに至るまでの経緯を伺ったところ、納得の笑顔、納得の会話力の理由が判明しました!

■”大阪で美人の所長がいる店舗”と評判になったトップセールス・ウーマン

絆工房とログリゾートかんなべ

3人姉妹の末っ子でお嬢様としてのんびり育った今村さん。
お姉さん達が経営するブティックを手伝うという道もありましたが、何かもっと違うことがしたいと学校卒業間近の2月に就職活動を開始し、大手製薬会社の採用試験を受験。

見事、一番で合格し、女性の花形職種である受付嬢として働きます。
その後結婚し、主婦として母として忙しい日々を送っていましたが、三十二歳の時に大手保険会社に就職。
そこで持ち前の明るさと巧みな話術で人を惹きつけ、あっという間にトップセールス・ウーマン。

店舗一つを任されるまでになり、「大阪で美人所長がいる店舗」と評判になります。
57歳の時には、営業職から若手の教育指導を担当。
「10年は1つの会社で働いてみること」
「何でもトップになってみようという心意気が大事」
「人の三倍は働くこと(時間ではなく)」
「人がしていること以上のことをしてみること」等、長年トップセールス・ウーマンとして走り続けて培った自信に満ちた言葉の数々は、仕事以外にも通じる格言です。

 ”トップセールスマンには、共通の言動なり習慣がある”と言われることがありますが、弁舌さわやかに話す今村さんもまさに、引きの営業力を知ってる方です。

「保険の話なんてしなくても契約はとれます。」ときっぱり。
それは、売り上げにならなくても顧客のためにさらには顧客の周りにいる人にも何ができるか、何が喜んでくれるかを常に考えて仕事をされたそうです。

前回のヘルメース上田社長さんの「仕事は自分でつくりだすもの、動くもの」に通じるものがあります。

■カナダ産ログハウスに溶け込む日本の絵画 

絆工房とログリゾートかんなべ

12年前に前オーナーから引き継いだ『ログリゾートかんなべ』は、オールカナダ産の木で作られたログハウス。
広々としたリビングで一際目を引くのが横に延びた太い柱。
その見事なカービングの技は、今はもう日本には100人ほどしかいない宮大工さんが作られたそうです。

また、ログハウスの随所に飾ってある絵画は今村さんの自作。
「1つのことに10年は続けてみる」という言葉通り、学生時代から日本画を学び、今も指導を受けている絵画は、趣味を越えたものです。四季折々の花々を和紙に描かれたということで、ログハウス全体がしっとりした落ち着いた雰囲気に包まれています。

絵画の他にも、ゴルフ、書道、ガーデニング、陶芸、ジャズ、全て10年以上続けておられるそうで、それらが今村さんの人生を色鮮やかにかつ活動的にしています。

絆工房とログリゾートかんなべ

■「遊ぶことだけの人生は送りたくない」


保険会社を定年退職した後は、今村さんの家族は悠々自適の生活を送ると思っていたそうですが、それを見事に裏切ってのペンション経営。
住み慣れた大阪から単身神鍋に移住します。
「家族には事後報告!だって遊ぶだけの人生を過ごしたくないわ。」
「40代の時に、”21世紀の私”という夢を書いたんです。その時にホテル経営って書いたの。ホテルではないけれど、ペンション経営しているんだから、何だか不思議よね。経営に、趣味の活動に忙しいけれど楽しいわ。」 

1日5組ほどの少ないお客様との絆を大切にしている『ログリゾートかんなべ』。

「ここをコミュニケーションの場にしてほしい」と言われるように、自然との絆、仲間との絆を大切にしています。
人が多い都会から来られたお客さんにゆったりとした時間をここ神鍋で過ごしてもらいたいと、あえて客数を少なくしています。
ピアノもあり、プロ並みの歌唱力を持つ今村さんのジャズが聴けるかも知れません。
神鍋の自然を背景に、但馬牛のバーベキューを楽しめるウッドデッキもあります。

絆工房とログリゾートかんなべ


『ログリゾートかんなべ』で仲間との会話はもちろん、軽快なテンポで話しをされる美人オーナー今村さんの会話も楽しんでみて下さい。
取材日も、今村さんの話術に吸い込まれるように聞き入ってしまい取材時間が大幅にオーバー。
それでも、「もう終わり?まだ話したいのに。」

ここは、都会の人だけでなく、訪れる人皆さんの心も体も元気にしてくれます。   

                 

【動画】ゲームのように仕事にハマる!ゲーミフィケーション導入 

 『ゲーミフィケーション』

        ゲームのように仕事にハマる!  マリリン塗り絵編 【動画】


2010年、アメリカではじまり注目された『ゲーミフィケーション』。

ゲームで使われている技術や楽しさをゲーム以外の分野にも応用しようという動き。

人は、何かをしたい、学びたいといった欲望があります。

その欲望が大きくなって達成されると脳内でドーパミンが分泌。

この快感が繰り返されると、所謂、「ハマる」。

しかし、趣味や遊び、自分の好きな分野以外で「ハマる」のはなかなか難しいもの。

単純作業や、ルーティンワークなどは、ともすれば、”惰性”でやってしまいがち。

この慣れが「つまらない」という思いを起こさせます。

この「つまらない」作業をゲームのように面白くしようというのが、

仕事のゲーム化=仕事のゲーミフィケーション。

課題に挑戦して達成感が得られると、更にチャレンジしようという仕事への動機付けが生まれ、

結果的に、社員の生産性の向上をもたらすと言われています。

ゲーミフィケーションの特徴の1つとして、仕事の見える化が挙げられます。

数値化すると、目標までの距離が目で分かります。

一時期流行った、計るだけダイエット、体重計に乗るだけダイエットも

数値を見える化することでモチベーションを維持しようというダイエットでした。

数値が減ると嬉しい、じゃあもう少し頑張ろうと、なります。

アメリカの大手調査会社ガートナ−によれば、

「2014年までにGlobal 2000企業の70%以上が、ゲーミフィケーションされた

アプリケーションを少なくとも1つは導入、2015 年までにイノベーションを司る組織の

半数以上が、そのプロセスにゲーム的な要素を 取り入れしている」と発表しました。

イノベーションを司る組織である絆工房でも(^^)

さっそく先月からこのゲーミフィケーションを仕事に取り入れアプリとある課題を導入。

(アプリの方は後日にご紹介)

ある課題とは、

塗り絵。

長い話しあいの結果、今回は、簡単に見える化できる”塗り絵”に落ちつきました。

まずは、実験的に男性陣から♪

日焼けしたマリリン、白髪交じりのマリリン、ひげ面のマリリン、

色んなマリリンが生まれました。

男性陣は、幼稚園以来久しぶりの塗り絵です♪

IFrame

【縁と絆が幾重にも絡み合って誕生したお店】No.24 合同会社ヘルメース かどの駄菓子屋 代表 上田 隆嗣様                     

絆工房とかどの駄菓子屋

今回登場される方は、絆工房会長の二十年来の旧友、上田隆嗣氏。
上品な淡い紫色に髪を染め、ピンクのYシャツをお洒落に着こなされた、“ダンディ”という言葉がぴったりな紳士。

二人の出会いは、上田氏が、豊岡市商工観光課在職中に豊岡をPRするTシャツを作ることになり、Tシャツ屋さんを探していたところ、当時はマジックという名前であった絆工房を知りTシャツを依頼。

若い頃は画家を目指していたほど絵の才能がある会長自ら描いたデザインTシャツを約一〇〇〇枚作成。
『だから、絆工房が大きくなる基礎を築いたのは、何を隠そうこの僕なんですよ。』とユーモアたっぷりの上田氏。

ビジネスを通しての付き合いから、次第にテニス、スキーとプライベートでも絆は広がっていきました。信州赤倉のスキー旅行では『元はとらないと!』と、帰りのバスが出発するギリギリまで滑走。
出発しようとするバスを停め、走って乗車したという、
『3日間滑りっぱなしの、疲れに行くようなスキー旅行』を敢行。

笠原と二人、懐かしい思い出話に花が咲いた取材です。

■『仕事は自分で作るもの』

お店の看板商品である黒糖ドーナツ棒との出会いは、
高校の同窓会で豊岡出身の幼馴染み吉田高成さんとの再会がきっかけ。 

その彼が経営する㈱フジバンビの商品の一つである黒糖ドーナツ棒を食べてみると、『美味しい。これを城崎でも売ってみよう。』と思いつきました。 

 市役所時代はもとより、定年後務めた老健の事務長時代も “仕事は自分で作るもの”と色々なことに積極的に取り組み、ここでも介護関係の人達と新たな絆が生まれ、そこから会社設立に日夜東奔西走。

そして、去年6月28日、合同会社ヘルメース設立、店舗の改装浩司も友人の工務店の突貫工事によって8月1日、かどの駄菓子屋をオープンさせました。

■最後にモノを言うのは、熱い想いと絆

『しかし仕事は何でもそうだけど、経営っていうのはなかなか大変なもんですな。』
と商売していく苦労もありました。

城崎は、観光の街。そこでのビジネスは、ゴールデン・ウィーク、夏休み、祝日といった観光客の休みの波に否応なく飲みこまれます。その波をいかに乗り切れるか。

上田氏は、城崎オリジナルの商品化、手作りプレゼント商品を次々に開発。

『それでも、困った時は、必ず上田社長の人柄を慕って応援してくださるお客さんが不思議と現れるんですよ。これこそご縁ですね。お客さんの中には高校時代の女性ファンが多いんですよ。上田社長は、人徳と人脈のある人なんです。』と、それまで静かに話しを聞かれていた女性店長笹本さんが上田氏の人柄を語ってくれました。

上田氏の片腕となってエネルギッシュにお店を切り盛りされている店長さん。
時にお店の運営について熱く上田社長と議論されるそうです。

取材当日も、絆工房会長も加わりまさに議論百出。
どちらが取材する人、される人か分からなくなるほど。
上田氏以上に熱い店長、絆工房会長の白熱談義に上田氏、最後に小さな声で一言、『あ〜しんど。』

 
上田氏も、店長も、会長も、皆がお店に熱い視線を注いでいます。
上田氏と店長笹本さんとの絆。
上田氏の人徳によって応援してくれる上田氏の同級生でもあるフジバンビの吉田社長との絆。
そして、同じ経営者で旧友である絆工房会長との絆。

縁と絆が幾重にも絡み合って誕生したのが、かどの駄菓子屋。
温厚でダンディな社長とハリのある明るい声で迎えて下さる店長さんのいるお店に一度ふらりと訪れてみて下さい。

観光地のお店でありながら、ほっとできる雰囲気のかどの駄菓子屋で、また一つ素敵な絆ストーリーが生まれるかも知れません。

【あなたはよそ者、若者、馬鹿者になれるか】No.23トヨオカ・カバン・アルチザン・アベニュー 林健太氏

トヨオカ・カバン・アルチザン・アベニュー 林健太

去る4月19日、豊岡カバンストリートに豊岡鞄のショップと鞄職人育成スクールでもある
「トヨオカ・カバン・アルチザン・アベニュー」がオープンしたのをご存知でしょうか?

海外や京都のような街が碁盤の目の通りを縦横交差させストリート×アベニューと示すように、
カバンストリート内に垂直方面の「通り(アベニュー)」がアルチザン・アベニュー。

アルチザンとは“職人”という意味のフランス語。
アルチザン・アベニューとはまさに技を極めた鞄職人が通る道。

今回、このプロジェクトマネージャーである林健太さんに絆ストーリーを伺いました。

いつの世もイノベーションは「よそ者、若者、馬鹿者」から

林さんは、大阪生まれ。
建築設計を大学で学んだ後、大阪の街づくりや設計照明のコンサルタント会社に就職。
そこで数々の町の再生事業に従事。

同じ時期、豊岡では、全国一の鞄生産シェアを誇りつつも、近年海外生産に押され気味になっているのを改めて世界的な鞄産業へとブランド再生化しようという計画が持ち上がります。
そこで若干30歳の若さ、しかも、他府県の林さんに白羽の矢が当たります。

抜擢の理由は関係者曰く、
「よそ者、若者、馬鹿者だから。彼に賭けてみよう。」

林さんは、会社を辞めて豊岡に移住。

—笠原「永住されるのですか?」
ー林さん「分かりません、色々な展開が今後も必要になってくると思いますので。ただずっと関わっていきたいと思っています。」 

—笠原「会社を辞めてまでこのプロジェクトに携わろうとした動機は?」
ー林さん「物にあふれた都会と違って、豊岡と言えば鞄でしょ?それです。例えば、マグロと言えば大間、大間と言えばマグロ。同じ様に、いい鞄といえば豊岡、豊岡といえばいい鞄。僕は、豊岡鞄のブランドをそのように思ってもらえるようにお手伝いをしたいです。」


豊岡で作られているからこその豊岡鞄。林さんは、豊岡鞄を単なるファッションブランドとしてではなく、地域ブランドとして位置づけて戦略を展開しています。

■地域ブランド その強いネットワークと高い技術力

トヨオカ・カバン・アルチザン・アベニュー 林健太

豊岡の鞄メーカー、職人さん達と一緒に仕事をしていく過程で、彼らの横の繋がりの強さと細部までこだわりぬく高い職人技術に驚かされた林さん。
地場産業の強みである地域の分業体制のすごさを目の当たりにしたそうです。

−林さん「普通、ライバル会社と何か一つのモノをつくり上げるのにこんなに熱くなるなんてありませんよ。豊岡鞄のすごいところはそこです。それに、職人のおじちゃんなんて、こちらが提案してないのに「ここは破れないように生地を貼っておいたよ。座席シートは汚れているから鞄が汚れたらあかん。だから外側に収納ベルトつけておいたよ。ワインも収納できるポケットもいるな。あ、ワインと言ったらフランスパンも入れるポケットも付けとかないとな!」と、長年蓄積している高い技術を一つの鞄にとことん注ぎ込んでいく腕はさすがです。」

高い技術力があるからこそ、豊岡鞄は一つ一つの鞄にメーカー名と永久保証書を付けることができます。
豊岡鞄、最大の特徴です。

—笠原「そんな世代の上の方達との仕事はどうですか?プレッシャーは感じますか?」
ー林さん「感じないようにしてます。(笑)意見の衝突、もちろんあります。でもそれを恐れてはいません。全てがエキサイティングです!」

■「技術の流出? いいじゃないですか!」

トヨオカ・カバン・アルチザン・アベニューのもう一つの顔に一年で鞄のプロを育成するスクールがあります。
現在6人の次世代鞄職人の若者が現役職人からみっちりと指導を受けています。

—笠原「生徒さんは、豊岡出身の方がやはり多いですか?就職はやはりここ豊岡になりますか?」
−林さん「豊岡鞄の技術は世界レベルです。それを豊岡だけに留めておく必要はあるんですか?ないですね。どんどん外にその技術を発信していって欲しいです。そして、スクール卒業生が、いつか海外で活躍して「私の作ったこの鞄、実は豊岡鞄の技術のなせるものです。」と言わしめたら最高じゃないですか! 優れた技術を一ヶ所に留めておく必要なんて全くありません。」

高い技術を持っているのに、身近になり過ぎてそれに気づかず、外から見て再発見することがあります。
よそ者や若者にそれを気付かされる、
本当のバカ者は内なる者かも知れません。

■自転車鞄をもって但馬の風になる

トヨオカ・カバン・アルチザン・アベニュー 林健太

トヨオカ・カバン・アルチザン・アベニューの今年第一弾のテーマは、エコシティー豊岡にふさわしい「自転車の旅」。

照明を得意とする林さんとイタリアン人デザイナー共同のスタイリッシュな店内には、自転車のハンドルの形をしたクールな持ち手の鞄、サドルの形をしたファスナーの取っ手、ペットが顔を出すバック、もちろんワインやフランスパンが入るピクニックバックもあります。

これから訪れる方は、是非宝探しのようにワクワクしながら探してみて下さい。
レディースバックも充実。深みのあるツヤ感と柔らかい本革のバックはどれも十代の小娘にはまだ早い!といわんばかりに静かに佇んでいます。

トヨオカ・カバン・アルチザン・アベニュー 

最後に、林さんに豊岡との絆を伺うと、
「面白いところ!」

どの質問にも予めこちらの質問を透視されていたかのように答えられる林さん。

メガネの奥からキラリと光る眼で、時にはこちらの予想を覆すような考え方をされる姿は、バカ者どころか智勇兼備の若者だったという、但馬にまた新しい風が一つ舞い込んできた、そんな印象を受けた取材でした。

【街ゼミ教室】ハッピーを一杯つめてさあ出かけよう♪

【街ゼミ教室】ハッピーを一杯つめてさあ出かけよう♪  (動画付き)


 

4月4日(土)体験型教室を絆工房本社で開催しました。

毎年好評の昇華プリントでつくるものづくり教室。

 

年に2回ほど企画されているワクワク体験、

今回はトートバック作りに挑戦!

受付開始直後に定員に達するほど人気の教室となりました。

 

お母さんと一緒に小さい子ども達も頑張りました。

仲良し女性グループの皆さんもセンスのいいトートバックを作られました。

「学校用の絵本カバンにする!」

「いいわ〜♪こんな綺麗に色が出るんですね」

嬉しい声を沢山いただきました。

 

それでは、詳細は、動画でお楽しみ下さい。

 

 

次回もまた仲間、親子で楽しめる昇華プリント体験教室を企画していきます。

是非、お友達、ご家族で参加なさって下さいね。

男性陣の参加も大歓迎です。

 

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2015/04/20

【カフェと鞄とフルーツティー】No.22 カフェ・ オン・ザ・ロード 細川オーナー

絆工房とカフェオン・ザ・ロード細川さん

但東町安国寺近くの坂浦峠の山合いの静かな森の中ににひっそりと佇むカフェ オン・ザ・ロード。
今回はそこのマスター細川さんに絆物語を伺いました。

■夫婦のお互いの想いが両立できるカフェ


カフェの周りにある木の巣箱には、季節によって色んな野鳥が訪れるそうです。
自然と深い絆があるカフェです。

マスターは長年勤めた鞄メーカーを辞め、去年カフェをオープンされました。

ー笠原「どうしてサラリーマンを辞めてカフェをしようと思ったのですか?」
ー細川さん「奥さんが隠れ家的な喫茶店をやりたい、僕はかばん工房を開きたい、二人の思いが重なった結果、かばんも作れるカフェが誕生しました」

なるほど、店内には腕のいい職人さんが作ったのが一目で分かるセンスのいいかばんがディスプレイされてあります。
そしてオンザロードを語る上で外せないのがフルーツティー。ここの看板メニューです。
このフルーツティー誕生秘話も伺いました。

■ カフェ空間から生まれる絆オン・ザ・ロード


かばんの町としても有名ですが、同時にコウノトリの町としても有名な豊岡はコウノトリを含む野鳥の保護活動が熱心に行われており、その関係者の中に俳優の柳生博さんがおられます。

柳生博さんは山梨県に八ヶ岳倶楽部というカフェを持っておられ、そこの名物がフルーツティー

友達から柳生さんを紹介してもらったマターは是非レシピを教えてほしいとお願いしたところ快諾。
そうして誕生したのがフルーツティ。

7種類もの季節のフルーツをふんだんに使った紅茶は最初は、さわやかな香りと味がしますが、次第に甘味のあるとろりとした紅茶に変化。

紅茶を飲み終えると、ポットの中のフルーツもいただけます。

夕方近くに来られた年配のご夫婦は「ここに来ないと寝られないの」

オープンしてわずか1年で、地元の人々の生活にしっかりと浸透。

さらに、カフェの名前on the roadと聞いてピンと来られた方はかなりの浜田省吾ファン。
実は、カフェの名前にするほどオーナーご夫婦揃って浜省ファン。

定期的に浜省ファンが集まり熱く語り合うそうです。
お勧めは、二階の窓際のソファ席。時間を忘れてしまうほど座り心地抜群です。

「回転率なんか気にしません。居たいだけ居て下さっていいんですよ。そんなカフェです、ここは」とマスター。

森の中にあるカフェだけあってオーナーも森のように訪れた人を大きく包んでくれるお人柄でした。

カフェという空間で鞄との縁を途切れさすことなく生まれたかばん工房、遠く離れた八ヶ岳倶楽部とフルーツティで結ばれているカフェ。

この道の彼方、きっとこれからも沢山の絆がオン・ザ・ロードには約束されています。

【絆のカタチ】No.21 暮らしの学校(農楽 の〜ら)代表 木村 尚子

絆工房と暮らしの学校の〜ら

兵庫県豊岡市出石町鳥居に広がるのどかな自然の中に農楽(の〜ら)があります。


今回お話しをうかがったのは、障害として理解されにくい軽度発達障害や対人関係の不調などの理由で
社会に参加することができない若者たちが、再び社会に復帰する前にちょっと一呼吸おいて体力、気力を充電することができる、そんな家と社会の中間的な居場所というべき「農楽(の〜ら)」。
そこの学校代表の木村尚子さんです。

■ 子育ての最終ゴール

子供をもつ親であれば誰でも子育ての最終目標は、
自分が亡くなった後に我が子が一人でも食べていけるように自立させること。

木村さんには軽度の発達障害がある息子さんがおられます。
周りに仲間や指導者がいて、自分で食べ物を作り出せるようになれば、安心して先立てるのではないかと、その親心から立ち上げたのが暮らしの学校、農楽です。

木村さんは大阪出身。
ご主人の生まれ故郷に20年前にここ豊岡市に来られました。
外大卒の木村さんは、田舎に移っても仕事ができるようにと、フリーランスのコンピュータ技術翻訳を家で続けておられました。

そんなある時、ひたすら黙々と朝から晩までパソコンの前で仕事をする働き方に疑問を感じ、
パソコン画面からふと顔をあげた時にそこに広がる自然の存在に目をとめられました。

縁あって自然体験活動やまちづくり活動に参加する中で、有機農業に出会い、共感しあえる仲間も増えてきて絆が広がっていきました。
当初は、息子さんのために立ち上げた農楽でしたが、ひきこもりがちな人達が社会に出て行く第一歩として、様々な若者たちが通ってくるようになりました。
農楽では、天候、環境条件によって思い通りに育たない農作物と格闘したり、失敗OKな雰囲気の中で、若者が共働作業を積み重ねることで、実際の社会に飛び込んでもしぶとく生き抜ける力を時間をかけて育んていきます。

■競争社会にしぶとく生きぬく力となるもの

ー木村さん『見た目にはほとんどわかりにくい障害や困難をかかえている人はどの時代にもいたはずだが、社会全体に余裕がなくなってしまった今、そういう人達がますます生きにくくなっています。』と木村さんは言います。

確かに、競争社会の今は、障害あるなしに関わらずどんな人でも生きにくい時代。
長い人生の中で途中で息切れして立ち止まる時は誰にでもあります。
そういう中で、誰かからの「大丈夫?」の一言でその疲れた人が、社会から後退することなく、その場に踏みとどまることができれば、誰にとっても、もう少し余裕が生まれてくる社会になるのではないでしょうか。

ー木村さん「立ち止まってしまいがちな若者をサポートするのは面倒な面もあるが、サポートする側にとってもコミュニケーションスキルアップになるはずです」

木村さんは、地域や職場への呼びかけも始めておられます。
相手に分かってもらう工夫をすることで、見通しのよいコミュニケーションの空間が生まれ、お互いのコミュニケーションが活発になれば、そこに絆が生まれてきます。

絆は、一方通行では生まれません。
こちらから、むこうから、双方からの糸で紡いでいくのが絆。

障害のある人もそうでない人も、それぞれの活動する境界線をボーダレスにすることで、誰にとっても生きやすい社会が生まれてきます。

インタビューをさせていただいている時に1人の青年が、
手作りのカスタード入りトーストを作ってもってきてくれました。
なめらかなホイップクリームも添えられてとてもオシャレでとても美味しくいただきました。
ごちそう様でした! 手作りの温かいスイーツでほっこりしたインタビューの時間になりました。

男性からのおしゃれなスイーツでおもてなし。女の私でも気がつくかどうか。勉強になりました。
有難うございました。