ワールドカップの時期になると、日本人の多くがサッカー日本代表のプレーに注目します。
サッカー日本代表を見ていて、「どうして青いユニフォームなのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、日本代表のユニフォームの意味とは何かご紹介します。
□ユニフォームの色
日本代表のユニフォームを想像してください。
きっと青色を想像した方が多いと思います。
そうなんです。
サッカー日本代表は長年に渡り、この青色のユニフォームを着用し、「サムライブルー」という言葉まで生まれました。
青色というよりは藍色、紺色と表現した方が良いかもしれません。
では他の国はどうでしょう?
ブラジルは黄色を基調としています。
アルゼンチンは水色と白色ベースです。
このように国旗の色が関連されることが多いのですが、日本では日の丸とは関係のない青色が使用されています。
このことは実は日本の歴史に関係しているという説があります。
かつて戦国武将たちが戦うときに濃い藍色の生地を纏っていた事から勝利の験担ぎとして青色のユニフォームを着用していると言われています。
藍色のことを古くから勝色(かちしょく)と呼ばれたいたそうです。
勝色と聞くとなんだか勝てそうな気がしますよね?
また青色の理由は日本の自然豊かな国土を表現しているからとも言われています。
たくさんの海に囲まれた島国である日本にふさわしいカラーと言えるでしょう。
青色のユニフォームは実は戦前から採用されていました。
一度日の丸を象徴する赤色に変更された時期もあったそうですが、青色の人気は根強く今もなお使用されているおなじみのカラーとなりました。
□カラスのマークの意味とは?
日本代表のユニフォームの胸の部分に黒いカラスのマークが刻まれています。
これはJFA(日本サッカー協会)のロゴマークです。
カラスのマークは日本神話の八咫烏(やたがらす)の伝説をモチーフにしています。
八咫烏は3本の足を持つ伝説のカラスであり、実際JFAのロゴマークのカラスも三本足です。
なぜマークのデザインに日本神話を取り入れたのかは諸説ありますが、神武天皇の軍を勝ちをもたらしたことにより勝利を導く存在だと見なされマークに取り入れられたと言われています。
こういった取り組みは日本の文化を積極的に引き継ごうという意思が見えますね。
□まとめ
青色とカラスの意味をご紹介しました。
サムライブルーのユニフォームはとてもクールでかっこいい印象を持ちます。
ワールドカップの時期になったら選手だけでなくユニフォームにも注目して観戦を楽しんでみてはいかがでしょうか?