法被と半被、何が違う??
パソコンで”はっぴ”と打つと”法被” “半被” と出てきます。
どっちが正しいのでしょうか。
正解は、どっちも正しいみたいです。
違いがあるとすれば、丈の長さが違うようです。
法被はお尻が隠れる丈の長さですが、半被は文字通りお尻より上の丈の短さ。
現代はどちらの丈の長さも「はっぴ」と読んでいます。
ただ、歴史を調べてみると微妙な使い分けがあったよう。
■ 金持ちは法被、庶民は半被
江戸時代に、武士や僧侶が着た長い羽織ものを法被と呼んでいました。
武士は家紋を染めたもの、僧侶はお袈裟の下に法被を着ていました。
今でもお坊さんが着る衣のことを”法衣”(ほうい)といいますね。
最初は、身分の高い人が着ていた法被でしたが、
次第に、財を築いた町民、職人の間にも広がりました。
彼らは絹を使った豪華な法被を着てお洒落を競うようになりました。
なんとなく日本史の授業で、「江戸時代は町民文化」と習ったような気がします。
しかし、江戸中期になると江戸幕府の財政が厳しくなって、倹約令が発令。
庶民の法被の着用が禁止。
絹から綿の身丈の短い半被が着られるようになりました。
更に時代を経て、町の火消し組が、自分たちの所属する組に文字を入れた揃いの半被を
着るようになり(暴れん将軍のめ組のあれですね)自分の団体、名前を入れる
半被が主流になりました。
時代の流れからみると、法被→半被といったところでしょうか。
現代は、身丈の長さに関係なく、イベントやダンスに法被が大活躍していますね。
海外ではマンガの影響もあってコスプレに,着物と同様法被が人気があります。
photo by imgur.
絆工房も沢山の法被を作っています。
最近は、よさこい踊りやストリートダンスの人気にともなって
色鮮やかな昇華プリントで法被を作る人たちが増えてきています。
通気性も抜群、300回洗濯しても色あせることがない昇華プリントイベント法被。
かっこいいですね♪
自分たちがデザインしたオリジナル法被もできますし、
たとえデザインが思い浮かばなくても心配いりません。
実績のあるデザイナーがご希望をお聞きした上でぴったりのデザインをコーディネート
させていただきます。
「こんなデザインがいいな」をカタチにする絆工房です。
以上、田中でした。
2014/11/11