食べれちゃうインク vs 未来に残るインク
近年、市民参加型のマラソンが日本では人気です。
ブームというより今はすっかりライフスタイルの一部に定着した感があります。
一昔は、ストイックなスポーツマンか、メタボ対策のためにしぶしぶ走っている
中高年のおじさんのイメージが強いマラソンでしたが、
今は、マラソンウェアもおしゃれになり、若い世代が仲間と一緒に、
「タイムよりも走ることを楽しもう♪」といった形になってきました。
また、市民参加型のマラソンは、楽しいイベントが盛りだくさん。
東京マラソンもその一つ。
このマラソンで配られるバナナトロフィーをご存知ですか?
ランナー3万6000人のために、東京マラソン公認バナナ「極撰(ごくせん)」を
約9万本近くバナナを用意したのが、協賛企業、ドール(Dole)。
そして、その中から抽選で選ばれた200人(倍率は10倍)のランナーが
フィニッシュするやいなや急いでバナナの皮に
ランナーの名前、フィニッシュタイム、Facebookの友達からの祝福コメントを
印刷してくれるのが、株式会社ニューマインドという会社。日本企業です!
印刷に使うインクは 可食性食用インク、つまり口に入れても大丈夫で食べられるインク。
食べられるインクは、文字通り食べると後には残りません。
東京マラソンのバナナトロフィーに印刷されているインクもバナナの皮と一心同体で
いつまでも保存はできません。
「バナナトロフィーのために頑張って完走した。」
「もったいなくて食べれない。」という声が高く、
第61回カンヌラインオンズ国際クリエイティビティーフェスティバル
メディア部門のショートリストに入選したイベント企画。
一方、絆工房で使われているインクは昇華インク
高温でインクを液体から瞬時に気化させて生地の繊維に染色 生地そのものを染めあげるので、
色合いが非常に鮮やかなのが特徴のインクです。
また、洗濯による色落ちもしないので、いつまでも色鮮やかなマラソンウェアで
走り続けることができます。
昇華プリントでつくるウェアは、様々なスポーツシーンや イベントなどに使用されています。
食べられるインクも、未来に残るインクも、どちらのインクも、
日常生活の様々なシーンで、思い出に華を添えてくれるはずです。
生地そのものが破れたりしない限り、ほぼ半永久的に色鮮やかなまま
着られる昇華プリントマラソンウェアで、来年の東京マラソンに
参加してバナナトロフィーをもらってみるのも面白いですね。
(株)絆工房
広報 / 田中
2014/11/28