商いとは何か?どうモノを売るか、突き詰めて考えると、これはどう働くか、どう生きるかかにかかってきているような気がします。そして、仕事とは何か?仕事を人生でどうとらえるか?今回は朝礼や打ち合わせ中の会長笠原の一言語録を集めてみました。読み終わる頃にはあなたも、楽しく仕事をしようという意識にかわっているかも知れないません・・・。
Q「こんなの仕事じゃない、雑用ばっかり」
笠原:『仕事というのは、そのほとんどが雑用。最初から楽しい仕事なんてありません。
”雑用”をどう”仕事”にかえていくかです。』
Q「そんな仕事やったことがないから出来ない」
笠原:『やったことがないからこそやってみる。リスクを取るか、やり甲斐をとるかです。エジソンの言うように「失敗は成功の母」です。
成功するのに失敗するのは必要不可欠なことです。失敗したくなかったら、何もしないことです。
何もしなかったら安全です。安全の対極にあるのが挑戦です。
リスクが起こった時に、それをチャンスと見て恐れずに挑戦する時に人は成長します。』
Q「やり甲斐のある仕事がしたい」
笠原:『やり甲斐のある仕事っていう仕事があるわけではありません。雑用を仕事に変えていく意識、挑戦する意識。リスクとやり甲斐を一緒に引き受けることが挑戦です。その時に仕事がやり甲斐に変わるのです。』
Q「前例がないから・・・」
笠原:『道は人が通るから出来る、と言われています。最初の人はフロンティア精神でやりました。変えるモノと変えらざるモノがあり、変えるモノは、“技と型”、一方、変えらざるモノは“思考と姿勢”です。
技と型とはやり方や手法のことです。これは時代と共に変化していくものですが、想いや取り組む姿勢といったものは変えずに受け継がれていくモノかと思います。
例えば、老舗の和菓子屋さんはいうと、手作業から機械導入へ移行したり、実店舗だけでなくネットショップへ移行したり、、。売り方は時代と共に変わっていくモノですが、美味しさや美を追求していく想い、仕事を楽しむという姿勢は返らざるモノと言えます。』
Q「仕事を通して成長するってどういうこと?」
笠原:『昨日より今日、今日より明日、明日より明後日と、少しでも仕事のスキルが上達する為に何をすべきかを考え実践することです。例えば、Tシャツのたたみが昨日は10分でたためたとしたら、今日は7分でやってみようという意識。10分から7分に短縮するには、下準備は何をしたらいいのか、どう動いたらいいのかと考えることです。グラフィックソフトの新しい機能を今日は1つ覚える、そして明日はその機能を使って仕事をする、という意識。そのためには主導権を持って仕事をする。そういう意識のフィルターを通して仕事をみた時、嫌々する雑用や作業ではなくなります。』
Q「あちゃ!どうしよ・・ヘマしちゃった」
笠原:『失敗を事故処理とみるか事故解決とみるか。事故処理は、再び失敗しないか不安でドキドキして、その結果、先程いったように安全をとって何もしないという思考に陥ります。一方、事故解決は、その先に明るい未来が見えており、それに向かってワクワクして取り組むことが出来ます。問題が起こった時に、自分一人で抱え込むのではなく、周りに相談したり意見を求める。そうすることで、自分には1つしか解決策が見えないものが、他人からは2つ、もしくは3つの解決策やアドバイスが見えることもあります。
「愚者は経験から学び 賢者は歴史から学ぶ 聖人は経験から悟る。( ビスマルク)」と言われるように発信できる勇気を持って欲しいです。アイデアがあればそれを実現するべく、自分から動くことです。それが主導権をもって仕事をする、ひいては楽しく仕事をすることにつながります。ただ、多くの人が、頭ではアイデアは持っているけど、それをアウトプットしようとしません。4次元のもの(頭の中がカオス状態)から3次元(スケジュール)に落とし込み、それを共有すること、そのことが仕組みの中で働くということです。』
Q 「何か質問ありますか?」
『良い質問は、いい人生を創る。人間の想い・考えは、質問によって喚起されます。そのためには、未来に旗を立てて生きる事が重要です。』
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