サッカーをしている人なら誰もが憧れたあの選手の背番号。
その背番号がなぜ選ばれたか知っている人は少ないのではないでしょうか。
今回はそうした有名選手がなぜその背番号を選んだのか、その理由についてご紹介します。
〇偉才ヨハン・クライフの「14番」
昔からサッカーを好きな人はヨハン・クライフという人物はご存じでしょう。
オランダが世に生み出した偉才ヨハン・クライフはフライング・ダッチマンと呼ばれ世界で名をはせていました。
サッカー界で最も名誉高い賞であるバロンドールを2回も受賞したクライフがなぜ14番を選んだのでしょうか。
クライフが14番を選んだ理由は諸説あると言われていますが、最も支持されている説は、
「9番はステファノ、10番はペレの背番号だ。私は誰も身に着けていない14番をクライフの14番にする。」
と言って14番を選んだと言われています。
当時のオランダ代表では、背番号はアルファベット順につけることになっており、実際であればクライフは1番を背負うことになっていましたが、特例で14番を付けて試合に臨みました。
クライフは宣言通り、その後も活躍を続け、14番と言われればクライフと呼ばれるほどの偉大なサッカー選手になりました。
〇マンチェスター・ユナイテッドにおける7番
選んだ理由ではなく、選ばれる理由があるのがマンチェスター・ユナイテッドの7番です。マンチェスター・ユナイテッドの7番は歴代を見ても、エリック・カントナ、デイビッド・ベッカム、クリスティアーノ・ロナウドといった名だたる選手の名前がでてきます。
7番を背負った選手はどの選手もマンチェスター・Uに多大な貢献をした選手たちばかりです。
特にベッカムが残した影響はとても大きいものがあります。マンチェスター・Uにとっては7番は10番よりも意味のある背番号と言えるでしょう。
〇最強の男メッシが背負う10番
サッカー選手と聞いて真っ先に出てくる有名選手と言えば「リオネル・メッシ」ではないでしょうか。
バロンドールを5度も受賞し、生きる伝説と化したメッシが背負うのは所属チームFCバルセロナでも母国アルゼンチン代表でも10番です。
10番は背番号が浸透し始めて以来、久しくエースが背負う番号とされてきました。
そんな10番をメッシはロナウジーニョから2008年に受け継いでいます。
そして10番を背負い続けてメッシは既に500ゴール以上を決めています。
メッシによって10番がさらにエースのものとなっていったのは言うまでもありませんね。
背番号には特別な意味があります。
それは選手の想いであったり、その選手が背負ったことで意味を持ったりしています。
これを機に好きな選手の背番号の理由を調べてみてもいいかもしれませんね。