天然繊維にあこがれ続けたポリエステル
絆工房の昇華プリントに使う生地は、ポリエステル。
別名、化学繊維の王様。
ナイロンを発明したカローザス博士がナイロンの次に着手した化学繊維が
ポリエステルです。
汚れて何回洗濯しても綿のようにヨレたり、シワになったりしません。
アイロンも必要なし。
左は新品、右は300回洗濯した昇華プリントのポリエステル生地。
速乾性も綿よりも優れています。
実用性の面でもダントツのポリエステル。
衣服だけでなく、自動車産業、医療、航空宇宙業界、、、、
色んな産業分野で幅広く使われています。
❏ 欠点はあるの?
昔は、確かにあったようです。
合成繊維なので、どうしても水分の吸収性が悪く
暑い夏の季節にポリエステル素材の服を着ると、汗で湿った服が肌にまとわりついてました。
市場に出回った当初は、ポリエステルは、値段が綿や絹よりも安いことから、
「ポリエステルの服は安物」とマダムの人達からは馬鹿にされたり、
「絹の代用品」とも呼ばれたり、天然繊維よりワンランク下に見られていました。
けれども、ポリエステルは天然繊維の代わりになろうと必死に研究に次ぐ研究を重ねられた結果、
また、近年の繊維製造のハイテク技術によって、
通気性抜群、速乾性のあるポリエステルへと進化しました。
❏ マイクロファイバーの誕生でもはや、完全無敵?
「やっぱり天然の絹や麻じゃないとね〜」と言われ続けて悔しい思いをしたポリエステルですが、
天然繊維に追いつけ追い越せの勢いで、研究者、メーカーの開発により
今や柔軟性や光沢性に優れたマイクロファイバーのポリエステルも誕生しました。
もはや向かうところ敵なしのポリエステル。
欠点はあるのでしょうか?
デメリットを必死に探してみると、、、
・静電気がおきやすい
・毛玉ができやすい
という2点が挙げられるようです。
化学繊維は、天然と違って保湿力はありませんから、静電気が発生しやすくなります。
また、「綿や毛の方が毛玉はできやすいんじゃない?」と思われがちですが、
実は、ポリエステルの毛玉は綿や毛の毛玉よりも、
繊維の性質に精通している社内スタッフ曰く「めんどくさい毛玉」らしいです。
その詳細は、次回にご紹介致します。
最後に、化学繊維テクノロジーの最先端国は、我が国日本。
ナイロンを誕生させたアメリカでもイギリスでもなく、
進化したポリエステルを開発したのは日本!
マイクロファイバー分野でも、日本ほど細い繊維は他国では作られていないそうです!
繊細な技術を語る時、必ず日本の名前が挙がってますね。
やはり、日本のモノづくり技術はすごいですね。
絆工房は、この化学繊維の王様であるポリエステル生地をベースに
色落ちしない昇華プリント技術を組み合わせて
強くて色鮮やかなTシャツを誕生させました。
せっかく作ったオリジナルのTシャツが、洗濯していくうちに色あせたり、
着ているうちに生地がくたびれてきたら悲しいですよね。
そうなるのが嫌で大事にタンスにしまっておくと、タンスの肥やしに。
久々に着てみようと思ってひっぱり出すと、なんか変なシミが点々。
昇華プリントで作ったTシャツは、色鮮やかなまま着ることができます。
また懐かしい思い出のTシャツとしてもいつまでも残る1枚となります。
是非一度手にとってお試しになって下さいね♪
(株)絆工房
広報/田中